前作「マッドマックス:怒りのデスロード」が何回も観るほど好きすぎて、特に好きな登場人物フュリオサが主人公ということでとても楽しみでした。
以下感想ですが、そんなに詳しく内容は書いていませんが、知りたくない方は戻ってくださいね。
デスロードはちょいちょい笑えるというかポップなところがあったし、マックスたちの勝利という形で終わったので、「楽しかった!」で終われました。(もちろん今回の映画もフュリオサは仇を打つことができますが)
しかし、フュリオサはもうめちゃくちゃ重かった。
悲しくて、とても辛くて、最後これがあのデスロードに繋がるんだと思うことで立ち直れるという映画です。
そして、今世界ではロシアのウクライナ侵攻、パレスチナ・イスラエルの戦争など実際に起こっていますし、台湾有事も大変気になります。
この映画で描かれている世界が実現する可能性があるのですから、もう恐怖でしかありません。
資源を奪い合って、果てしない殺戮を続ける、暴力で支配された世界。
今回もデスロードに出ているイモータンジョーや人喰い男爵とかクセしかない方々が登場。
そしてそのクセが強い方々に負けないくらいクセつよのディメンタス将軍。(なんとマイティーソーのクリスヘムズワース)
ディメンタス将軍は主人公フュリオサの母親の仇、極悪非道、とにかく悪いやつなんです。
それなのに、なぜかくまちゃんのぬいぐるみを肌身離さず持ち歩いています。
亡くなった自分の子どものものだったのです。
彼にもかつて人を愛する気持ち、亡くした悲しみを持っていたんですね。
でももうすっかり忘れてしまっているという...
くまちゃんのぬいぐるみを持ち続ける自分の気持ちにディメンタス将軍が気づいていれば、世界は変わっていただろうに。
フュリオサにとってはくまちゃんは囚われた自分や奴隷のように思えていたんだろうけど。
とにかく、辛い映画なので、体調を整えていきましょう!
カーチェイス、バトルシーンはめちゃくちゃすごかったです!
あと、クリス・ヘムズワースが改造バイク3台で3頭立ての馬車みたいな乗り物に乗ってるのが神話っぽくって、マイティー・ソーか!と笑えました。
あ、神話で馬車に乗るのはアポロンだっけ?